あなたはどこを見ていますか?


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今日は新潟に出張できています。

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朱鷺メッセにて著名な方の経営に関する講演会があって、勉強になる事が多く、来てよかったです。
 
ある講師の話に二宮尊徳さんの言葉がありました。
 
 
二宮尊徳は、「遠い将来を考えて行動する人は、裕福になり、短期的に考える人は、貧しくなる」ということを人々に教えた。
 
「遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
 
それ遠くをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
ゆえに富有なり
 
近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ目につく
故に貧窮す」
 
「将来を考える人は、百年のために杉の苗を植える。
 
もちろん、秋実るものを考えて春、種をまく。
 
だから豊かになるのだ。
 
しかし、近くのことばかり考える人は、春植えて秋に実るなど遅すぎる。
 
目の前の利益に迷って、何も植えようとしないで刈り取るばかりだ。
 
だから貧しくなるのだ・・・」
 
企業の経営計画も、将来の「杉」となる人材育成を基本とする。
 
人材の「材」とは、育つのに数十年かかる大木を意味している。
 
財務的には、単年度の売上や利益のみを追求するのではなく、数年後に達成すべき「バランスシート(無借金経営など)」を基本として、毎年毎年の努力の積み重ねで実現していく。
 
目先の事にとらわれてしまっては、判断を誤ってしまいます。
 
考えさせられます。
 
人間、ついつい目先のものに価値を見出しやすいものですから。
先々を見据えられる先見の明を養いたいものです。
 
ね。